DAY10:【ブログ編】頭の中にあるアイデアを魅力的な文章に昇華させよう~AI実践道場~
感想文を作成しよう!
ついに部長から「100点」をもらったあなた。
社内でもすっかり
「あの新人、部長から100点をもらったらしいぞ」
「AIをかなり使いこなしてるらしいね」
と評判になりました。
その評判を聞きつけ、あなたを採用した社長がやってきました。
元気でやってるかい?やってるようだね!
噂は聞いとるよ!
ワシの目に狂いはなかったな!ガッハッハ!
ちょっとここらで君がこの10日間で学んだこと、やってきたことの感想文を書いて読ませてくれよ!
楽しみにしとるからな!
はい!(久しぶりに顔見たな〜)
この10日間の成果をぶつけるつもりで頑張ります!
いよいよ初級編もラストです。
最後は10日間の集大成として、感想文を作成していきます。
感想文はブログの中でも最もポピュラーなタイプです。
商品のレビューを書く、本の感想を書く、何かに対する意見を書くのも広い意味での感想文です。
自分の自由な感想や意見をカタチにできると、自己表現の機会が一気に広がります。
これまではある程度形式が決まった文章を、自分の主観を入れずに作ってきました。
本日は自由度の高い形式で、自分の主観を盛り込んだ文章の作成に挑戦しましょう!
対話形式で構成を作成しよう
AIと対話しながら構成を作成するよ!
これまではAIをリードする形でプロンプトを使ってきましたが、ここではAIにリードしてもらいましょう。
ChatGPTやGeminiのようなチャットAIは「対話型AI」とも呼ばれています。
その特性を活かし、AIと対話しながら構成を作成していきます。
課題1:以下のプロンプトを実行し、対話を進めて感想文の構成を作成してください。(ChatGPT/Claude/Gemini)
「私はこれから「AI実践道場」という講座の感想文の構成を作ろうとしています。 AI実践道場とは、AIを業務に活用する方法を学ぶ講座です。 魅力的な感想文の構成を作るために、対話によって私をリードしてください。」
課題2:課題1と同じチャットで、以下のプロンプトを実行してください。(ChatGPT/Claude/Gemini)
「読者の心を惹きつけるような感想文に含まれる要素を列挙してください。
次に、この講座に興味を持ちそうな人物像を具体的に考えてください。
その後、そのような人物が読みたくなるような感想文とするために、構成の各段落内に盛り込むべき内容を教えてください。」
対話を通じて感想文の構成を作成していきます。
AIから聞かれることに応答していくだけで、目指すゴールに向けて導かれていくのがわかるかと思います。
このように、ゴールがはっきりと見えていない場合はストレートに「リードして」と宣言するのも有効です。
リードの仕方はAIごとに個性があるので、それぞれ試しても面白いかもしれません。
ただ、課題1の内容だけだと、一般的な構成になる可能性が高いです。
もちろんそれでも十分な、減点のないクオリティにはなります。
でもせっかく作るなら、良いものを作りたいですよね?
ということで課題2では読者が読みたくなるような要素を注入しています。
「各段落内に盛り込むべき内容」は執筆時のヒントになるでしょう。
構成は文章の骨格となります。
ここさえ決まればあとはスムーズに執筆を進められます。
しかし、書き慣れていない人にとって構成作成は大きな壁です。
なので構成と執筆時のヒントをAIにもらい、自分の頭にしかない感情・アイデアを肉付けしていきます。
メモ書きを文章に進化させよう
次は各段落に盛り込みたい内容をメモ書きし、それを文章化していくよ!
ここではメモ書きを文章化していきます。
メモ書きに使うツールはGoogleドキュメントでもWordでもNotionでもなんでも構いません。
慣れているものを使ってください。
メモは箇条書きで、とにかく入れたい内容をバーっと書いていってください。
AIに読み込ませるだけのものなので、箇条書き間で書き方にばらつきがあっても、わかりにくい表現でもOKです。
スピード重視で頭の中にあるものを出していきましょう。
課題3:課題2で作成した構成を好きな執筆ツールにコピペしてください。その後、各段落内で盛り込みたい内容を箇条書きで列挙してください。メモ書きは5分以内、長くとも10分以内で完了させてください。その後、課題2と同じチャットで以下のプロンプトを実行してください。文字数は出力されたものを見て修正して構いません。(ChatGPT/Claude/Gemini)
「以下は感想文のメモ書きです。 適切なタイトルと見出しをつけながら、これを3000字程度の文章にしてください。
(メモ書きを貼り付け)」
箇条書きしたメモの文章化は非常に汎用的な使い方です。
思考を発散させるとき、マインドマップや箇条書きなどで書きなぐる方法がよく用いられます。
しかし、それだけだとただの単語や短文の列挙でしかありませんし、単語間の繋がりも不明瞭です。
メモの文章化はそれらの発散したアイデアを収束させ、一つの文章に統合してくれる役割があります。
自分の思考を整理するのにも使えるため、ぜひ日常的に使ってみてください。
これまで学んだことを活かして文章を完成させよう
さあ、いよいよ最後の仕上げだね!
これまで学んだことを活かして文章を完成させよう!
これまでの集大成となる課題です。
DAY9の「部分編集」のテクニックや、AIに評価させて改善の方向性を示させるテクニック、参考となる構造を渡してそれに基づいて再構成させるテクニックなど、これまで学んだことを応用すれば、より良い文章にするためのアイデアが様々浮かぶと思います。
それらを自由に使って文章を完成させましょう!
最終課題:課題3で作成した文章を、AIの力を借りながら完成させてください。
無事に完成したでしょうか?
実は、日本語で自然な文章を速く書くってとても難しいんです。
「同じ文末が繰り返されていないか?」「修飾語-被修飾語は対応しているか?」など、日本語にはミクロな文章表現で気をつけなければいけないことがたくさんあります。
さらに「文章同士の結びつきは自然か」「論理的に破綻していないか」といった、文章全体を通してのマクロな整合性も取らなければいけません。
これらに気を配りながら、破綻がなく自然な文章を素早く書くなんていうのは訓練なしでできるものではないのです。プロですら書いては消して、消しては書いてを繰り返して文章を完成させます。
なので文章の執筆に苦手意識を持つ日本人が多いのも当然のことなのです。
だって難しいんだから。
でも、「自然な文章に仕上げることは苦手だけど、伝えたいことや考えていることはある」という人は多いと思います。
そういう人こそ、これまで学んだ手法を用いて「あなたの頭の中にしかないアイデアや感情を、他人にも伝わる作品化する」ことにチャレンジしていってください。
ここでは感想文を題材にしましたが、自分のブログを書くときにも役立つでしょう。
自分のアイデアを簡単に形にできるとなったら、きっと書くこと、表現することが楽しくなると思います。
AIの力を借りて、自分のクリエイティビティを発揮していきましょう!
できた〜〜!
こうしてみると、この10日間でたくさんのことを学んだなぁ。
お、入社しての感想文か。
どれどれ…。
あ、それは社長に見せるもので…!
ふむ…。
こうして見るとお前も短い期間で随分成長したんだな…。
だいぶ無茶振りしてきたが、よく着いてこれたよ。
AIを使って課題解決力自体も上がったみたいだな!
ありがとうございます!!(まさか部長に褒められるとは…。無茶振りの自覚はあったんだ…)
僕も難しい課題に取り組む中で、自信がつきました!
もうなんでもこいです!
おう!そうか!
そうしたらお前にはもっと難しい仕事を与えてやらなきゃな!
ちょっと考えておくから、楽しみにしておけ!
は、はい〜〜!!(余計なこと言った〜〜!)
最終課題を提出しよう
みなさん10日間、お疲れ様でした!
「本当にこれで初級編なの!?」という声も多くいただきましたが、始める前と今ではAIの見方が大きく変わっているのではないでしょうか。
数日実践しただけで「さっそく役だった!」「仕事の仕方が変わった!」という変化が起きたという報告を多数いただいています。
そこで、みなさんの感想をお聞かせください!
以下にアンケートフォームを設置していますので、そちらからご回答ください。
みなさんの声を今後のコンテンツ作成にも活かしていきます。
また、ご回答いただけた方には、今後の新コンテンツのモニター案内などを優先的にお届けする可能性がございます。「これからも積極的にAIを学んでいきたい!」という方もアンケートにご協力いただけますと幸いです。
まとめ
みなさん本当にお疲れ様でした!
ラストに部長が意味深なことを言っていましたね。
この次には中級編が控えています。
中級編ではさらに他のツールと連携した高度な使用法や、高度なデータ分析を取り扱っていく予定です。
そちらもお楽しみに!
今回の課題にチャレンジする方は、ぜひXで #AI実践道場 のハッシュタグで投稿してください!
イベント感覚で取り組むことで、モチベーションが上がり仲間もできます。
AI実践道場の最新情報は初芝賢(@hatushiba_ken)にて発信しています。
みなさんの投稿、楽しみにお待ちしてます!