Suno AIは、誰でも簡単にプロのような楽曲が作れる音楽生成AIです。作詞作曲の知識は必要なく、曲のイメージをテキストで入力するだけでオリジナル曲を即座に作れます。
この記事では、Suno AIの使い方や料金プラン、活用事例まで解説します。ぜひ、参考にしてみてください。
Suno AIとは
テキストで曲のジャンルやイメージ、いつ聞きたい曲かなどを入力するだけで、すぐに楽曲が作れる生成AIです。
主な特徴は以下の通り。
- 音楽制作の知識なしで制作可能
- テキストから楽曲を自動生成
- すぐに高品質な楽曲が完成
- 有料プランは商用利用可
- 日本語対応
楽曲の生成には難しい知識は必要なく、作りたい曲のイメージや雰囲気を入力するだけでプロが作成したようなクオリティに仕上がります。
音楽経験があれば、アイディア出しや壁打ちなどのクオリティアップにも役立つでしょう。
また無料プランの商用利用はできませんが、一日で10曲もオリジナルの曲を作れて十分に楽しめるのも魅力の一つです。
Suno AIの基本的な使い方
Suno AIの使い方の手順は以下の通り。
- アカウント登録
- 楽曲生成
- 楽曲のカスタマイズ
ここではパソコン制作の使い方について説明しますが、スマホでも簡単な操作で制作できます。
スマホで作る場合でも基本的な使い方は同様です。
それでは順番に見ていきましょう。
1.アカウント登録
まずはSuno AIのアカウントを登録しましょう。
Suno AIの公式サイトにアクセスして左下にある「Sign in」をクリックし、以下のいずれかのアカウントでログインするとスムーズです。
- Apple ID
- Discord
- Microsoft
いずれもない場合は、電話番号でアカウントを作成できます。
2.楽曲生成
アカウントが作れたら、楽曲を作ってみましょう。
作り方は以下の通り。
- 画面の左にある「Create」をクリック
- Song descriptionにどんな曲を作りたいか記入
- 曲の内容を書いたら「Create」をクリック
Suno AIは英語表記ですが、日本語に対応しているため、英語で書く必要はありません。楽曲の雰囲気が分かるような単語やイメージを入力するだけで生成できます。
またInstrumentalにチェックを入れると歌詞なしの楽曲も作れます。
実際に「チャレンジする人を応援するような曲」でCreateボタンを押してみると、すぐに2曲できました。（生成された楽曲A、生成された楽曲B）
画面の中央に「決して諦めないで」というタイトルで2曲、生成されています。また、右下には作られた楽曲の歌詞が表示されており、曲を聴きながら目で追うことも可能です。
このように画面の左側にある「Create」をクリックし、Song descriptionにどんな曲にしたいか記述するだけで音楽の知識不要でパッと楽曲が作れます。
3.楽曲のカスタマイズ
Custom Modeをオンにすると、以下の3つを指定した楽曲制作ができます。
- 歌詞
- 音楽のスタイル
- タイトル
それぞれ入力したあとに「Create」をクリックするだけでこちらも簡単です。
歌詞に先ほど生成されたものを当てて、音楽のスタイルやタイトルを入力して実際に作成してみました。（生成された楽曲A、生成された楽曲B）最初に作成した楽曲とは、雰囲気がガラッと異なるものになっているのが分かります。
自分でAメロやBメロ、サビもそれぞれ考えた場合は、歌詞を記述する前に以下を追記しましょう。
- [intro]：イントロ
- [Verse]：Aメロ
- [Bridge]：Bメロ
- [Chorus]：サビ
- [Ending]：終わりを提示
AIが認知しやすくなり、高い精度で曲を生成できます。
歌詞や音楽のスタイルを指定する他にも、生成した楽曲の続きを作ることも可能です。カスタマイズすることで、自分の好みに近づけられ、よりこだわった楽曲が作れるでしょう。
動画で操作を確認したい方はコチラ。
Suno AIの料金プラン
料金プランは以下の3つです。
| Basic Plan | Pro Plan | Premier Plan | |
| 料金 | 無料 | 月額10ドル（年払いで20%オフ） | 月額30ドル （年払いで20％オフ） |
| 生成可能な楽曲数 | 10曲／日 | 500曲／月 | 2,000曲／月 |
| クレジット | 50／日 | 2,500／月 | 10,000／月 |
| 商用利用 | ✖️ | ◯ | ◯ |
上記の表にあるクレジットは、ポイントのようなものです。Suno AIは一つの曲を作るごとに10クレジットを消費します。
例えば、無料のBasic Planの場合は毎日50クレジットに更新されます。一度で2曲が生成されるため、一日に5回、10曲を無料で作って楽しむことが可能です。
YouTubeで収益化したい方や生成した楽曲をアップロードしたい方は、有料プランに申し込みましょう。
とはいえ、いきなり課金するよりも、まずはどんなものか無料のBasic Planで使い心地を確かめてから切り替えを検討するのがおすすめです。
Suno AIの3つの活用事例
Suno AIは様々な場面で利用されており、そのなかでも面白い活用事例を3つ紹介します。
- 美容室のリクルート告知PV
- 学校の授業
- ゲームのBGM
それぞれ順番に見ていきましょう。
1.美容室のリクルート告知PV
音楽の知識不要で手軽に利用できるSuno AIの強みを活かして、美容室のリクルート告知PVを制作した事例があります。
楽曲作成にSuno AIを使用し、他のツールと組み合わせてPVを作成しています。
個人で作成したとは思えないほどの完成度です。
2.学校の授業
Suno AIを用いてアレンジする授業を実施している学校の事例です。
生成AIの楽曲に手を加えることで、学生は自分のスタイルや得意なジャンルにとらわれずにアイデアの引き出しを広げられます。
新たなインスピレーションを得られ、多様なジャンルにも触れることで音楽の文化を学ぶことにもつながるでしょう。
3.ゲームのBGM
ゲームのバトル風BGMを作成した事例です。
Instrumentalモードに設定し、音楽スタイルを「rock」「8-bit」「battle」と上手く指定して、実際にゲームのBGMに使われていそうなBGMを生成しています。
ゲーム制作でもSuno AIを活用することで、効率的に作業を進められるでしょう。
Suno AIを使用するときの注意点
著作権と商用利用については使用前に確認しておきましょう。
ポイントは以下の通り。
- 生成した楽曲の著作権を得るなら弁護士に相談
- 既存の著作権がある歌詞の無断使用は禁止
- YouTubeで収益化する場合は有料プランのみ
- 生成した楽曲のアップロードは有料プランのみ
著作権と商用利用の要件を知らずに後悔することがないよう、注意点を頭に入れておくと安心です。
まとめ
Suno AIはどんな曲を作りたいのか、プロンプトを入力するだけでプロ顔負けの楽曲が作れる革新的なサービスです。
リクルートの告知PVや学校の授業、ゲームのBGMなど多くの場所で活用されており、まだまだ目が離せません。
何度も更新されているSuno AIは、今後もさらなるバージョンアップが期待できます。
著作権や商用利用などのルールを守って、オリジナルの楽曲作りを楽しみましょう。